日に日に秋らしくなってきました。11月は内科専攻医登録期間など、大学病院では早くも新年度に向けて色々な動きが活発化しております。
さて、先月6日(日)に第6回日本緩和医療学会関東・甲信越支部学術大会にて、私が症例報告を行いました。ポスター演題名は「巨大肝腫瘤診断後に急速に胸水貯留・高Ca血症・多発静脈血栓症を来し、疼痛コントロール目的に緩和医療科転科、死亡後にびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と判明した症例」です。参加者は学会発表によると216名とのことで、7分の発表の間にも多くの参加者が聴きに来られ、有意義な議論を交わすことができました。私自身は、日本リウマチ学会や日本免疫学会といった場での発表が主でありましたため、緩和医療学会では、看護師さんをはじめ多彩な職種の方々が参加されていることも、新鮮に感じます。こうした学会に参加すると、自施設での診療の特徴や、我々のところでも対処に難渋するような症例の他施設における対処法、といった知見を得ることができ、明日からの診療の参考になりますので、是非若い先生方には積極的に学会発表をしてもらいたいと考えています。
今回の開催地は長野県松本市でした。個人的には、小学生の時以来の松本訪問となりまして、懐かしさと同時に、観光客の激増した松本城にも驚かされました。一日のみの開催ではありましたが、松本市美術館で開催されていた特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」にも足を運ぶことができ、充実した学会参加となりました。
岩崎
(学会場:ホテルブエナビスタ)
(国宝松本城)