当院当科ホームページをフォローいただいている皆さま。お久しぶりです。橋本です。
現在、公益財団法人セコム科学技術振興財団より助成を受け、「ウェアラブルデバイスによる活動量モニタリングとAIを用いた地域高齢者救急搬送低減システムの開発」を進めています。
本研究は3年間のプロジェクトで、現在2年目に入っています。先日、助成金継続に関する審査が行われ、申請書および面接審査の結果、2年目の研究継続が承認されました。
本研究は、地域医療をフィールドとしたデジタルツインの実現を目指す取り組みの一環であり、まずは救急搬送を予防する地域医療システムの構築を目標としています。
これまでに、当科で開発中の新規振動センサーの性能評価を行い、共同研究機関との定期ミーティングを実施しながら、研究の方向性を調整してきました。また、2年目から開始予定であった臨床研究の準備を進めてきました。今年度は、埼玉医科大学病院 中央倫理委員会の審査を通過し、「地域医療における新規振動センサーを用いたADL低下と容態急変の予測モデル構築を目的とした探索的前向き研究（UMIN000056028）」を開始します。
本研究はまだ始まったばかりですが、救急医療・地域医療・AIの融合を目指し、引き続き研究を進めてまいります。また、当科では各研究者がそれぞれのテーマを持ち、活発に研究を行っています。ご興味のある方は、ぜひご連絡ください！
