皆さま、早いもので、新年度が始まりました。今年はさらに若手の先生の学会発表や研究活動のサポートに力をいれていきたいと思っています。
また、個人的には、公益信託 医用薬物研究奨励 富岳基金の研究助成をこの4月にいただきました。これは、私が取り組んできている全身性エリテマトーデスの病態解明研究の一つである、B細胞の抗体産生細胞分化制御に関する基礎研究活動に対していただいたもので、臨床と研究の二軸での活動において、大変励みとなりました。日々の研究活動を支えてくれている学生さんにも感謝をしております。
マルチオミクス解析、データ駆動型研究、IoTなど、臨床医学を取り巻く研究環境の、ここ数年の変化は目覚ましいものがあります。それらが、社会実装という形で、患者さんに還元されていくには、もう少し時間がかかるように思いますが、着実にそこに向かって流れています。新しい時代を担う若手の医師の教育と合わせて、そうした社会の変革に微力ながらも貢献できるような活動を続けてまいりたいと思っています。