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医局情報発信コーナー

白衣の羽〜医療の未来への旅〜
2025年06月27日

緩和腹膜透析プロジェクト始動

カテゴリ: 日々の活動報告

はじめての投稿になります。緩和医療科・救急科松本です。現在自分が進めている研究の一つである「緩和腹膜透析 Palliative Peritoneal Dialysis(以下PPD)プロジェクト」について報告します。

日本透析学会統計調査によると2023年の各透析治療形態の割合において腹膜透析(以下PD)は3.1%しかなく、PD導入にも多数の障壁があるためすべての患者さんが恩恵を受けられるわけではありません。しかしながら、PDを利用して症状緩和を行いつつ腎代替療法を在宅で継続できる可能性があります。
緩和医療科ではPPD戦略会議を発足し、「PDをもちいることによって在宅生活をより快適にする選択肢のひとつとする」ことを目標とし、エビデンスの創出、多診療科や企業・地域のクリニック/訪問看護と連携してPPDが行える地域づくりを行って参ります。
写真はAPD(automated peritoneal dialysis)装置(自動腹膜透析装置)の説明を受けている様子です。実際に機械を操作してみてどのようにPPDを行っていくか協議しました。

近々企業と連携してセミナーを予定しております。続報をお待ちください。
この活動について興味がある方はお気軽にご相談ください。

 

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