ご無沙汰しています。山本です。
このたび、埼玉医科大学病院の若手研究者育成研究費に採択されました。
これまで科研費をはじめ、公的・民間の助成金に何度も挑戦してきましたが、一度も通らず、結果を見るたびに落胆してきました。だからこそ今回の採択は、嬉しさよりも「ようやく取れた」という安堵の気持ちの方が強く、肩の力が少し抜けたような感覚でした。
思い返せば、初めて申請書を書いた頃は、研究の方向性や書き方がまだ定まらず、何をどう伝えればよいのか試行錯誤の連続でした。そのたびに、指導教官の岩崎先生が丁寧に指導してくださり、文面を一緒に考え、研究の意義を掘り下げていく中で、少しずつ計画の輪郭が見えてきました。何度も書き直しを重ねる過程で、自分の研究に対する理解も深まり、ようやく形にすることができました。今では、当初思い描いていた仮説をもとに実際の解析を少しずつ進めており、結果の傾向が見え始めてくるにつれて、研究がどんどん面白く感じられるようになってきました。
今回の助成は院内の枠で、採択率も高いものではありますが、それでも初めて自分の研究が正式に評価されたことは、大きな励みになりました。この経験を出発点として、今後も外部助成にも挑戦し、研究の質をさらに高めていきたいと思います。
 
							