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医局情報発信コーナー

白衣の羽〜医療の未来への旅〜
2023年10月16日

白衣の羽 vol.2

カテゴリ: 日々の活動報告

当科HPをご覧いただきありがとうございます。
新しいHPが公開されてからはや一ヶ月。各方面からHPに関してお褒めの言葉を頂き非常に嬉しく思っております。
初めて読まれる方のために、このコーナーの説明を簡略ではございますがさせていただきます。このコーナーは我々埼玉医科大学 緩和医療科の研究・診療実績だけでなく、各個人が取り組んでいる研究や活動について発信する場です。
基本的には私 山本が担当し、月に一度更新いたします。

今回は私がなぜ埼玉医科大学 緩和医療科に入局することになったのか、お話したいと思います。
まずは自己紹介から。私は山口県の宇部市出身で、高校を卒業するまで暮らしていました。宇部市は瀬戸内海に面した土地で非常に穏やかな気候です。その影響を受けたのか私もとても温厚な性格の持ち主です(笑)

高校までは怠惰でほとんど勉強しなかったため、当然の如く浪人することになりました。一年間の浪人期間を経て、埼玉医科大学に入学しました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、埼玉医科大学の学費は非常に高額です。他の同級生のように実家が裕福ではない私は留年が許される状況ではなく、大学入学後は能動的に勉強するようになりました。その過程で初めて勉強する面白さを知り、私の人生は大きく変わりました。成績に関していえば入学当初は下から数えたほうが早かった私ですが、学年を上がるごとに徐々に勉強のコツをつかんで最終的には成績優秀者に選ばれるまでになることができました。どんどん学ぶことが楽しくなっていき、病院実習に出るようになってからは、ローテンションで回る各科の先生にどんなことでも積極的に声をかけ質問するようにしていました。
そこで出会ったのが当科のBOSSである岩瀬先生です。

お忙しい中、僕のために時間をつくっていただき教授室に招いていただきました。そこで先生が開口一番に「僕は残りの医者人生を君たち後輩のキャリアをよりよいものにするために、埼玉医科大学に帰ってきた。」とおっしゃられました。その衝撃は今でも忘れられません。
岩瀬先生は埼玉医科大学出身ではありますが、長いこと東大で勤務され、埼玉医科大学の教授に着任されました。教授になる際には複数の大学からお話があったそうですが、それを断って私達後輩のために母校に戻ってこられたとのことでした。もし僕が同じ立場であれば、岩瀬先生と同じような行動をとったか怪しいです(笑)

正直最初は怪しんでいましたが、初めてお会いして以降も私のキャリアプランがより良いものになるように、何度も相談に乗ってくださりました。岩瀬先生は僕がどれだけ無謀な夢や目標を語ってもそれを一度も馬鹿にすることなく、今まで先生が培ってこられた経験や人脈などを用いてどうすれば実現できるかを真剣に考えてくださりました。その姿に非常に感動し、岩瀬先生についていこうと心に決めました。
そんな岩瀬先生の周りには岩崎先生・神山先生をはじめ熱意をもった優秀なDrが集まっており医局の雰囲気はとても良いです。若手は岩瀬先生や岩崎先生の紹介で、医科学研究所や理化学研究所など普通に医者のキャリアを積んでいればなかなか経験することができないようところへも学びにいくことができます。そんな夢のある熱い医局に憧れて僕は埼玉医科大学 緩和医療科の医局に入局することに決めました。正直どうなるか不安なところもありますが、先生たちを信じて一生懸命頑張ります。その過程もこのコーナーで紹介していければと思います。

次の投稿をお楽しみに!

1枚目:最近の僕(地域研修 石垣島八重山病院 写真は波照間島です)

2枚目:キャリアプラン検討会(奥 左 岩瀬先生、右 石丸先生、手前 僕)

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