今回は、緩和医療科で定期的に開催している「Progress Meeting(研究進捗報告会)」と「Journal Club(抄録会)」について紹介します!
緩和医療科では、「臨床」「研究」「教育」の3つの柱を大切にしていますが、特に「研究」に力を入れています。所属する若手医師一人ひとりが個別の研究課題に取り組んでおり、毎月第2水曜日の19時からZoomを用いて開催されるProgress Meetingは、その研究の進捗を報告する場です。この会は、若手医師が自分の研究の進捗を上級医に報告し、フィードバックをもらうための最も重要な場であり、力を入れて準備をしています。人によって、発表の仕方はまちまちで診療科として決まったやり方はまだありませんが、1か月間の進捗状況、得られた結果、今後の計画など、パラグラフライティングを意識して発表を行っています。緩和医療科では、研究は個人の取り組みだけでなく、科全体で協力して進めるという考えが根付いており、これは科長である岩瀬先生のモットーでもあります。全員が研究内容を共有し、上級医からの貴重なフィードバックを受けることで、科全体が一体となって成長する貴重な機会です。
Progress Meetingの終了後には、そのままJournal Clubを行います。Journal Clubは、抄録会の形式で、自身の研究テーマに関連する論文や最新の学術論文について議論を行う場です。ここでは、最新の研究動向を把握することができるだけでなく、批判的思考を養い、プレゼンテーションスキルや議論を通じた知識の深まりを図ることができます。若手医師が持ち回りで発表を担当し、常に最新の知見に触れながら自己研鑽を積んでいます。
これらの会は、緩和医療に関する研究に興味を持つ方々にとっても非常に有意義な経験となります。Progress MeetingやJournal Clubに興味がある方は、ぜひお気軽にお声がけください。